僕が今、デイサービスで「頑張るぞ!」と最も力を注ぐ仕事が、レクリエーションです。
僕のような50代おじさんでも、自分の個性を発揮して、しっかり輝ける時間だからです。
「利用者さんと楽しい時間を共有し、距離を縮めれるチャンスの場」
「経験=自信UP、自分の存在価値を実感できる場」
そんな魅力がありますよ。
意外と他のスタッフは、レク担当をネガティブに受け止めていて「なんとかこの時間をこなせば」という感じの人が多く、準備もしてこないからマンネリ化した内容になりがちです。
そんななかで一人独自の、刺激のある内容のレクを行うと利用者さんの受けはよりUPするわけです。
今では僕がレク担当に立つと、利用者さんのワクワク感が伝わってきて、笑顔の人も増えています。そうなってくると、こっちも嬉しくなってより明るく進行でき、ますます楽しい場が生まれてくる。そんな気がしています。
利用者さんとの距離感をグッと縮めれて、さらに人気者になれるチャンスの場ですよ。
時には、「今一つ盛り上がらなかったなあ」という日もありますが、経験を糧に自信がついてくるものです。
以下は、私TSUBOのレクリエーションのための準備や心得をご紹介いたします。
皆さんのご参考になることがあれば、嬉しいです。
【TSUBOのレク心得】
①前日までに参加利用者さんの名簿を確認した上で、内容の計画を立てる
主役はあくまでも利用者さんです。その日の利用者さんに合わせてレクの内容を計画するようにします。
「認知症の方」「身体ハンデのある方」といった方達を置いてけぼりにしないことを念頭に考えます。
例えば、認知症の方が数名いられる日は、脳トレやクイズ系を抑えめにして、体を動かすレクを中心とするなど
歌が好きな方が多い日は、歌レクを組み込むなど。
毎回、手抜きをせずに利用者さんの顔を思い浮かべながら、事前に内容を決めておきます。
②時間配分を立てておく
一つのレクは10~15分を基本。ゲームなら20~25分。
高齢者の利用者さんを「飽きさせない」「疲れさせない」ようにダラダラ長引かせず、15分以内に終えます。
トイレやお茶の休憩を挟みながら、次のレクを始めます。
午前レクなら120分、午後レクは90分程度で、レクのスケジュールを立てておきます。
③レクレーションのノートを作っておく
僕は2パターンのノートを用意しおります。
一つは、体操や脳トレなどの様々なメニューをページ毎に記入したノートです。
もう一つは、当日のスケジュールや、お話に使う記事などを記入したノートです。
この2冊を持って僕はレクに入ります。
スケジュールが狂うことなど色々ありますが、そのノートがあると臨機応援に対応できることが多いです。
④スタートは、お話や、笑いヨガで、場を和ませる
お話は型にはめないで、利用者さんが反応しやすい話題を選びます。
寒くなってきたら寒さ対策のお話、カープが勝ったら「カープ昨日やりましたね」など。
利用者さんが何人か喋ってくれたらスタートは成功です。
また、「笑いヨガ」をよく最初に行います。
5分ほどの笑いの体操ですが、本当に笑ってくれる人もいて、和やかなリラックスした空気間が生まれて、その後のレクをすすめやすくなります。
⑤DVD体操に頼らず、自分が前で音頭をとる
うちでは、「ご〇う先生の健康体操」DVDセットがあり、ホールに人手が足りない時はそれを流しておき、体操を行ってもらいます。その間にレク担当がお茶の準備などもできるからです。
僕の場合、出来るだけDVDに頼らずに自分が音頭をとって体操などを行うようにしています。
利用者さんに声をかけたりコミュニケーションがとれますし、何より自分自身ですすめていくことで、レクのスキルがUPしていくと信じているからです。
⑥他スタッフとスタイルを変えて、自分なりの個性を出す
自分の得意分野の会話や体操など、スタッフそれぞれが独自の個性を出していくことで、利用者さんには刺激になるし、喜んでもらえるでしょう。
マンネリ化しないように、つねに話題作りや、新しいレクを取り入れることを続けていきましょう。
以上のようなTSUBOのレクリエーションの心得を述べました。
今後も続けて、おすすめのレク記事などを伝えていくつもりですので、ご参考にして頂けると嬉しいです。
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