男性職員が必要とされる介護現場

おすすめ理由

著者はこのブログで、とくに「中高年男性の介護職への転入」を呼びかけております。

その理由の一つとして、介護の職場は女性職員が7~8割と大勢を占めているのですが、

現場では「男仕事」がいくつもあり、男性職員が必要とされている実情を、著者は感じているからです。

 

うちのデイサービスの職員の男女比は、男性2割:女性8割です。

女性中心の職場ですが、私のような50代おじさんでも、役に立てる場面がいくつもございます。

この記事では、どんな場面で男性職員が役に立っているのかを、うちのデイでの実例を挙げてお伝えします。

【男性職員が役に立つ場面】

「力を必要とする介助時」

★デイでは少なめですが、寝たきりの利用者さんの移乗は全体重を支えるため、女性一人では困難な仕事です。ベットと車椅子の移乗、入浴時の移乗などで、力のある男性職員が任されることが多くあります。

また、大柄な男性利用者さんの入浴介助も、力のある男性職員が受け持つことが多いです。

「重い物を運ぶなどの力仕事」

★机などの移動

ホール内の大きなテーブルは、レクリエーションやイベントなどの際にスペースを空けるために、移動させることがたびたびあります。女性職員にはキツい作業なので男性職員が頼りにされます。また、重たい長机を倉庫から運び出してくるのも男性の役目です。

★米袋運び

うちのデイは昼食用のお米が30㎏袋で届きます。貯蔵庫に収めるのは力が要るので男性陣の役目です。

「高い所の作業」

★壁の飾り物などの取り替え作業

利用者さんが書かれたお習字の清書を壁の高い所に飾っていますが、交換作業は男性仕事です。

季節ごとの壁面飾りの貼り替え作業も頻繁にございます。

★電球の交換など

天井の電気の電球交換、壁時計の電池交換など。

★エアコン・換気扇の清掃

埃がたまっているエアコンや換気扇の取り外し清掃も、半年ペースで行っています。

「設備の修理など

電気製品や、トイレやシャワーなどの水回り、ドアの不調など、様々な設備トラブルが時折発生します。

その度に設備屋さんを呼んでいては出費が嵩むため、やれる限りは自分達で修理などを行います。

そんな場面も、我々おじさんの出番ですよ。

「送迎業務の中心」

デイサービスでは朝と夕の送迎業務は、とても大事な仕事です。

そのなかでも、乗降介助や運転が大変な6人乗りワゴン車や、力の必要な車椅子車両の担当は、男性が請け負うことが多いです。

「社用車の管理面」

社用車の点検・管理は、おもに男性職員が担当しています。

また、車の清掃、冬タイヤ交換も、男性陣が請け負っております。

その他にも、草刈り作業などもうちではありますよ。

体力を使う仕事が多いですが、自分が役に立てる喜びを実感できるものと思います。

私の場合、嫌がることなく引き受けてきたおかげで、女性職員から「TSUBO頼んだよ」「ありがとうね」と、温かい声をかけてもらえています。

介護現場には、男性仕事がこんなに多く存在していて、「役に立てる」喜びを実感できる、そんな良さがありますよ。

コメント