現役介護士TSUBOの考える、介護の仕事の魅力をお伝えします。
まず、介護の仕事とは、
『要介護者とそのご家族を支援していく、
福祉の仕事』と言えます。
(※福祉…公的扶助やサービスによる生活の安定)
そして、介護の仕事の魅力を一言で言い表すと
「誰かを支えて、役に立ちたい」
この思いを実感しながら働けること
と私は考えております。
人間とは「誰かの役に立ちたい生きもの」
と私は思います。
↓ ここに、宮沢賢治さんのお母様イチさんのお言葉を紹介します
「ひとというものは、ひとのために何かしてあげるために生まれてきたのです」
私がこのお言葉を初めて知った時、強く衝撃を受け、以後ずっと大事にしているお言葉です。
どんな人でも、誰かに、何か役に立てたと感じる時は、喜びの感情が生まれるものと私は思います。
たとえ相手から感謝されなかったとしても、そのように生きたいという思いは、どんな人でも心の奥底に必ず存在しているのではないでしょうか。
介護の仕事はまさに、
「誰かの役に立ちたい」の思いが根っこにあり、勤めていく仕事なのです。
言い換えれば、
「人として大事な生き方を実践していく仕事」ではないでしょうか。
そして実際の仕事の中で、利用者様のお役に立てたと感じる時の喜びは、非常に大きいものです。
一つ、私が実際に利用者様から頂いた言葉で、大きな喜びを受け、
「介護の仕事を全力で努めよう」と心に誓ったきっかけをお伝えします。
うちのデイサービス利用者様で当時98歳のキクエさん。地域で多くの役を務めたり、小学生に畑仕事を伝えたり等、ご活躍されてきた方。今では一人では歩けない状態ながら、週3回、気力を振り絞ってデイに通ってくれているキクエさん。
そんな私の尊敬するキクエさんといつものように握手を交わしているときに、受けたお言葉
「あなたみたいな人に出会えて嬉しいよ」
こんな言葉をかけられたことはかつてなく、私の心にずっと残る、嬉しい言葉でした。
自分のような大した取柄もない人間が、人に喜びを与えれているなんて!
ベッドから起き上がるのも大変なのに
「デイに行けんようになったら悲しい」「デイに行くために毎日頑張って生きている」
と全力で生きるキクエさんの姿を見て、
「全力で支えたい、関わっていきたい」と心に誓った日。
そして、「この介護の仕事を全うしていくんだ!」と。
その日が、自分が介護職に対して、真に本気になった日でした。
介護の仕事には、たくさんの魅力が詰まっていますが、
私が一番に感じている魅力は、この
誰かの役に立つためのお仕事である
という点なのです。
そして、ご利用者さんの役に立つとは、
たんにその方の介助、お世話をすること、だけではないのです。
ご利用者さんの「笑顔」「喜び」「心地良さ」などを、一緒に共有すること
このような面がとても大きいと、私は思っております。
「ご利用者さんが喜んでくれた」と感じる時の介護士の喜びは、格別のものです。
これこそが、介護の仕事の大きな魅力だと私は思っております。
このことを何よりも、多くの方にお伝えしたい! それが私の願いです。
もしも、こんな介護の仕事の魅力に、心が惹かれるという方がいらっしゃいましたら、
ぜひとも、介護職への転職についてご一考頂けると、嬉しいです。
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