介護福祉士実務者研修の概要

お役立ち情報

著者は今週、実務者研修を修了しました。

そしていよいよ来年2025年1月に「介護福祉士国家試験」を受験する予定です。

今回は「実務者研修」・「介護福祉士試験」に、これから挑戦されるという方に向けて、

スケジュールなどの概要をまとめてみました。

ご参考になれば幸いです。

 

まずは「実務者研修」について

介護の実践的な知識と技術の習得を学びます。

「介護過程の展開」や「医療分野のたん吸引・経管栄養」等の知識を学び、

介護の専門家としてのスキルを磨くことが目的です。

 

平成28年度より「介護福祉士国家試験の受験」に

実務経験3年以上 + 実務者研修の修了

が条件として義務化されました

このように「実務者研修」は、介護福祉士を目指すための必須の研修となっています。

実務者研修を修了すれば、国家試験に実技試験は無く、筆記試験のみとなります

また、「実務者研修」を修了すれば、

サービス提供責任者(通称:サ責)として働くことができます。

訪問介護事業所では、「サ責」を1人以上配置することが義務付けられています。

「サ責」のおもな仕事は、

「訪問介護計画書の作成」や「ホームヘルパーへの指示・マネジメント」などがあり、

ホームヘルパーと利用者さんの状況をつねに見守り、より良いサービスが提供できるように管理する仕事といえます。

より専門的な資格や知識・責任が求められるサ責の平均給与は、ホームヘルパーの平均給与よりも、月5万円以上は高いという調査結果も出ています。

 

次に「実務者研修」から「介護福祉士試験」までの

著者おすすめのスケジュールをまとめました

出来るだけ余裕をもって受講を行っていくためにも、

早めの準備と開始を、著者はおすすめいたします。

 

【実務者研修の資料取り寄せ】

⇒(2月中に)

【専門実践教育訓練給付金の手続き】

⇒自宅学習開始の2週間前迄にハローワークで手続きが必要

(※厚生労働省の給付金制度です。受講料の50%が支給されます)

【実務者研修の申込み】

通学講習開始の2ヶ月前までに(3月中頃までに)

【研修資料の受取り】

⇒(4月初めまでに)

※受講料の払込みも行います

【自宅学習】

1ヵ月半~2ヶ月(4月早めに開始)

※所持資格ごとに履修科目数は異なります。

 

【通学講習】

週一回ペースで約1ヵ月半(5~6月に開始)

通学7日(介護過程Ⅲ:5日 医療的ケア:2日)

 

【国家試験受験の手引きの取り寄せ】

⇒(7月中頃)

【研修修了】

⇒(7~8月初め)

【修了証明書の申請】

⇒(できれば8月早めに)※お盆にかかるため

【修了証明書の受取り】

⇒(8月盆明けに届く予定)

【国家試験受験申込み】

⇒(8~9月初め)※消印有効期限あり

※受験手数料払込み(9月初めまで:払込期限あり) 

(2025年受験手数料:18,380円)

 

【受験への自主学習開始】

⇒(8月~)

※対策講座など各種あり(通学・通信)

※全国統一模試あり(12月中頃)

ちなみに、対策講座や模試は有料となります。

著者は経済的な余裕がないため、自主学習のみで臨みます。

(…「過去問題集」を購入して対策する予定です)

 

【受験票の受取り】

⇒(12月中頃)

【国家試験の受験】

⇒(翌年1月末の日曜日)※試験日は年毎に発表

【合格発表】

⇒(翌年3月末)※ホームページ掲載

 

「確認しておきたい点など」
★スクール選びは、職場の先輩や、事務の担当者に相談してみましょう。
様々な企業がスクールを運営しているので、どこが良いのか迷います。
事務の担当者は、多くの職員の受講実績を把握しているので、良いアドバイスをもらえる可能性があります。
★通学講習の日程は、事前に職場の上司と相談して選びましょう。
何曜日の受講が職場にとって都合が良いのか等、事前に諒解を得ましょう。
★事前に職場へ、受講の旨を申請しておきましょう。
施設によっては、受講料の一部や交通費等を負担してもらえることがあるでしょう。
★「専門実践教育訓練給付金」を希望する方は、早めに申請手続きを行いましょう。
実務者研修受講料の50%、さらに介護福祉士合格で20%が給付されます。
ぜひ活用しましょう! 最寄りのハローワークにお問合せ下さい。

「介護福祉士」国家資格を取得すると、
「介護のプロ」の仲間入りです。
全国どこでも通用する、一生ものの資格です。
ぜひ一緒に、目指していきましょう!

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