木村英子議員の国会質問・高市総理の答弁

12月3日 参議院本会議にて、

れいわ新選組「木村英子」議員の国会質問が行われました。

その質問内容と、それに対しての高市総理の答弁。

著者の感想も付け加えて、皆さんに伝えます。

【質問内容】

➊『介護事業者への基本報酬の増額を求める』

 『介護従事者への月額1万円の措置では全く足りない』

❷『生活保護基準の引下げ訴訟の問題について』

➌『生活困窮者に追い打ちをかけている消費税の廃止を求める』

【質問の詳細】

『介護事業者への基本報酬の増額』について

「全国的に在宅や施設の介護の人手不足が深刻化しているのに、昨年の報酬改定は微増で物価高には全く追いついていない」

「2024年介護事業者の倒産は前年比で40.9%増で172件。内、訪問介護事業者の倒産は過去最多の81件であり、介護の必要な人達の生活は崩壊寸前で一刻の猶予もありません」

「次の改定を待たずに、介護事業者への基本報酬の増額を求めます」

 『介護従事者の賃金アップ』について

「補正予算案で、介護従事者の賃金を半年間、月1万円の賃上げを措置する方針を表明されましたが、介護従事者の平均月収は全産業平均より8万円低いと言われており、月額1万円アップでは全く足りません」

「介護従事者の人手不足を解消するには、労働に見合った賃金の増額を公費で措置することが急務と考えます」

 【➊:高市総理の答弁】

「介護分野は、物価や賃金の上昇などの状況に直面しています。

このため、補正予算案に報酬改定の効果を前倒すものとして介護職員の賃上げ、職場環境改善に向けた支援や、物価上昇の影響がある中でも介護サービスを円滑に継続するための支援を盛り込んでいます。

こうした支援を通じて、安心してサービスを受けられる体制の確保に向けて、取り組んでまいります」

「補正予算案では介護従事者に対して幅広く月1万円相当の賃上げ支援を実施するとともに、

生産性向上に取り組む事業所の介護職員に対して月5千円相当を上乗せし、

合わせて介護職員の職場環境改善の支援を盛り込みます」

令和8年度報酬改定における対応を通じて、

他職種とそん色のない処遇改善に向けて取り組んでまいります

【➊:著者の感想】

★事業者への基本報酬増額について、明確な答えがなかったのは残念。

★令和8年度報酬改定で「他職種とそん色のない処遇改善」

高市総理のこの答弁にはビックリ仰天❣ 

これまで政府がそこまでの意思を示したことはなかったでしょう。これが本当ならば、

『介護職の月収アップが8万円に迫る賃上げ』

が実現するのですから、来年度の報酬改定を期待して待ちましょう!

 

❷『生活保護基準の引下げ訴訟の問題について』

(※2013年から厚労省が行った生活保護費の大幅引下げが、違法かどうか争われた裁判で、2025年6月の最高裁判決で「デフレ調整による減額」は違法とされ、国は追加支給などの対応 を迫られているが「全額補償」せず、新たな基準で減額を「やり直す」形をとり、原告側から「国は姿勢を改めていない」と反発の声があがっている)

「ある芸能人の家族を発端とする生活保護利用者へのパッシングが展開され、政治主導で2013年から大幅な保護基準の引下げが実行されました」

「私もその渦中にいた一人でした。少ない保護費から今日の食事を削るか、体温調節ができない障害の身体を守るための光熱費を削るのか、どちらも命を削る選択を迫られる毎日でした」

「生活保護利用は、国民の権利であるはずです。しかし自治体の窓口での利用抑制や嫌がらせなどによって、利用者の生活を脅かし、尊厳を傷つける政策を主導してきた自民党の一人として、高市総理にも責任の一端はあると思います」

「最高裁の判決に対して、高市政権は再び保護基準額を引下げる方針を固めました。このような弱者切り捨ての政府の姿勢を容認することはできません。保護基準額の引下げの撤回を要望します」

「総理は、最高裁の判決に対して国会で謝罪しましたが、生活保護利用者に直接謝罪は行っていません。長年に渡り生活保護利用者の尊厳を傷つけてきたことに対し、直接面談し謝罪する機会を設けていただきたいと思います」

「その上で、生活保護利用者全員の保護費の引下げ額の全額補償を要求します」

 【❷:高市総理の答弁】

「政府の対応方針は厚労省の専門委員会の報告書等をふまえ決定したものであり、最高裁判決の主旨及び内容をふまえたものであると考えております」

追加給付を行う結果となったことについて、広く国民の皆様にお詫びを申し上げるとともに、原告の皆様を含め、対象となる方々に丁寧に対応してまいります

【❷:著者の感想】

木村議員の「当事者へ直接謝罪して欲しい」の訴えに対して、

総理の「広く国民の皆様にお詫び」という答弁は、まるで「お金を戻すことになったことが問題」で国民に詫びる、そんな心情が伺えます。

それは、木村議員の訴えとは「大きな意識のズレ」があるのです。

生活保護基準の引下げで、困窮に苦しみ、尊厳を傷つけられた当事者の悲痛な心情を、

高市総理は「心底から受け止めれていない」

残念ながら、そんな印象を受けざるをえません。


(最後に)

「消費税廃止」への総理の答弁は、これまで通りの逃げ答弁でしたので、敢えて取りあげずにおきました。

 

木村議員が国会後に、伝えていることを記しておきます。

「社会的弱者への世の中のパッシングと、

政府・行政自体が分断を生み出しているのが実態。

『優生思想』が、まだまだ根底にあることを感じました」

コメント