最優先は、利用者さんの安全を守ること

介護士の心がまえ

介護初心者の私に上司から繰り返し教え込まれた、大事な言葉。

『いのちをあずかっている仕事』

命の責任を背負う覚悟を持て』が真意

と私はとらえています。

介護の仕事は、他の何よりも「利用者さんの安全」を優先させなければなりません。

どんなに忙しくても、他の仕事にかかっていたとしても、

利用者さんを守ることを、何よりも優先させないといけません。

例えば、

「歩行介助が必要な方が、一人で立ち上がり歩き出そうとされる」

「認知症の方が、席を離れて外に出ようとされる」

「食事中に、誤嚥をされた」

「座席にいて、急に意識が飛び、ふさぎこまれた」

このようなリスクが介護現場にはつきまとっていますが、

職員はとにかく素早くかけつけて介助を遂行し、利用者さんを守ります

利用者さんの安全を守るために大切な業務が、

『見守り』です。

『見守り』とは、職員が利用者さんのそばについて、必要な補助がいつでも行える態勢をとることです。

そして適切な見守りを行うために必要になるのは

★利用者それぞれのADLを把握しておく

★利用者さんの変化に気づく(観察力)

★職員同士で情報を共有し、連携し合う

このような心がけが、介護職員には求めらます。

しかしです。

これは、経験の少ない初心者の介護士には、かなりハードルが高いレベルです

私の場合とくに、この点が非常に劣っていました。いえ、今でも劣っています。

「気づき」「観察力」

これが、私がまだまだ磨いていかないといけない、介護士の大事なスキルなのです。

そんな私の現状は、周りの同僚とくに看護士にアドバイスを仰ぎ、サポートを受けながら、利用者さんの見守りを行っているのです。

「気づき」「観察」のスキルを上げるためには、日頃からより強く「見守り意識」を持つ必要があります。

そしてそのスキルが低くても、利用者さんの安全は絶対に守らなければなりません。

自分にもできること、

「片づけや記録をしながらでも時折、利用者さんの様子を見渡す」

「手が空いた時は、利用者さんのそばを回って様子を伺う」

「日頃から、利用者さんに声をかけ、体調などをお聞きする」

このような、利用者さんを観察することを心がける。

他にも、

「利用者さんの送迎時、絶対に事故を起こさない、巻き込まれないようにと、強く心がける」

「入浴業務では、利用者さんの転倒や、のぼせなどのリスクに十分注意をする」

など、利用者さんの安全確保のために、強い意識をもって職務を遂行します。

初心者の介護士は見守りスキルがまだ低いだけに、とくに

「利用者さんの安全を守る心がけ」を強く持たなければならないと私は思います。

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