視覚障害者のデイお試し利用

お役立ち情報

うちのデイサービスで

「視覚障害者」男性Iさんの、一日お試し利用がございました

経緯・当日の内容・感想などをお伝えします

ご参考になれば幸いです

 

Iさんは、うちのデイで「マッサージ指圧師」として勤めておられた元職員です。

数年前に退職されてからは、自宅で農作業をしながら暮らされています。

奥様はうちのデイの利用者さんでしたが、4年前に病気でご逝去されました。

奥様の送迎時にIさんがいつも庭先でお迎えに出られており、私も含めて当時の職員には顔なじみの方です。

同居する息子さん夫婦の支えで暮らしていますが、ご家族の希望でデイサービスの利用を試してみようということになり、顔見知りの職員が居るからとご本人希望でうちのデイを一日お試し利用されることになったのです。

 

Iさんの利用にあたって、私達職員間で事前に

「どのように過ごしてもらうか」を考えました。

「眼が見えなくても、活動に参加して貰うには?」

議論を交わし、心構えを確認し合い、当日を迎えました。

【心がけたこと・活動内容】

心がけたことは、

★会話を楽しんでもらう

Iさんは「お話好き」な方だと事前に分かっていたので、

『会話を楽しんでもらう』ことを第一に考えました。

会話好きな利用者さんを隣席に配置。

さらに時折、職員が傍についてお話や冗談を交わしたりして、

Iさんの笑顔を引き出すように心がけました。

★職員のサポート体制

ずっとそばにつき続けることはできませんが、活動内容に応じて、サポートに入るように心がけました。

レク担当とは別に一人、職員がサポートにつく。

そういう体制が必要になってくると思いました。

 

活動内容では、

★出来そうなことをメニューにしてみました。

「軽体操」

テレビ体操ではかけ声は聴けても、映像が見えないので一人では困難であり、

常に一人の職員の声掛けサポートが必要でした。

レク職員が音頭をとった軽体操では、身体の動かし方をゆっくりと伝えたり、

Iさんのペースに合わせることができるので、このやり方が有効と思いました。

しかしながら、午前中は軽体操レクが多めになっていたのか、

Iさんから「ちょっと疲れた」と発言がありました。

眼が見えず行う体操は、人一倍しんどいものなんだな

と、分かりました。

「歌レク」

Iさんは歌が好きで、有名な歌は歌詞もある程度覚えられていたので、サポートなしで歌われていました。

ただし、歌詞を覚えていない歌の場合は、職員が横に付いて、節ごとに歌詞をささやき伝えたりしました。

「脳トレ」

聞きとって答えられるレクとして

「しりとり」「マジカルバナナ」「お話」などを行いました。

この日はレク上手のベテラン女性職員が上手に盛り上げていましたが、

司会の力量が問われるなあ、と感じました。

 

【その他に】

・食事は、配膳時にそれぞれの皿に触れてもらい、食材を一度説明するだけで、

あとはご自分で手探りながら、しっかりと摂取できていました。

事前情報を貰っていたので、大丈夫でした。

・トイレなどの移動は、ご自分の使い慣れた「白杖」で移動されます。

職員が付き添い、障害物や右左折をお伝えしながら、

過度な補助はすることなく、移動が可能でした。

 

【感想】

職員にとっては、視覚障害者のご利用は初めての事で、不安と不慣れがあり、かなり気疲れがあったというのが、私の本音です。

また、他の利用者さんに比べるとサポートが多く必要になりそうというのも率直な感想です。

 

でも、何度かご利用を繰り返していけば、さらに新たな気づき・方法が生まれてくるはず。

できる活動も、もっと広がっていくのではないかと思います。

 

お試し利用されたIさんの正直な感想まで、私達は聞かされておりませんが、

今後、週一のご利用を検討されていることを、後日伝えられました。

本利用が始まりましたら、その状況・経過なども

また、ブログでお伝えしますね。

みなさまのご参考になったかは分かりませんが、

どうぞ今後もご期待くださいませ

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