『介護福祉士試験に挑戦される方』に向けて

お役立ち情報

「第37回介護福祉士受験を終えたばかり」の著者TSUBOが

この一年の自分の

『試験への向き合い方が間違っていた」

ことに、今ようやく気づき、自身の反省もこめて、

この先これから、

『介護福祉士試験に挑戦される方」に向けて

TSUBOなりに思う

「あるべき、試験への向き合い方」を伝えさせて頂きます。

また、TSUBOなりに考えた

『推奨したい学習方法』

をお伝えします。ご参考にして貰えたら、嬉しいです。


自分の思いの間違いに気づいたのは、試験を終えてからです。

「試験に出そうと重点的に覚えた部分が、結構出なかったなあ」

「なんだせっかく覚えたのに、無駄に終わったか」

試験後にそんな気持ちが湧いていたのですが、

いや? ちょっと待てよ

「本当に、勉強したことが無駄になったのか?」

いやいや違うだろ、そんなわけないだろ

「試験に出なかったから損したなんて、絶対に違うだろ」

そう気づいたのです。

 

よくよく考えてみると、

「試験合格が目的」で勉強してきたのは事実としても

勉強は「試験のための勉強」であるべきじゃないはずなんです。

勉強してきたことは全て、

「介護士人生に役立つ、自分の知識=スキル」

となってくるのじゃないでしょうか。

例えば、

・「からだのしくみ」で学んだ知識は、利用者さんの身体面の観察や介護に

・「認知症」の種類・症状の知識が、認知症の利用者さんへの適切な対応に

・「社会の理解」の知識は、さまざまな多職種との協働に

ちゃんと役立っていくのではないでしょうか。

学んできたことは全て「介護士としてのスキル」として蓄えられていくと思うのです。

 

介護福祉士という存在になれば、

『職場でのリーダーシップを求められることも忘れてはなりません。

うちのデイでも、僕が介護福祉士資格をとった際は「相談員」の役割をもたされることを聞かされています。

新人職員の指導・教育も任されていく存在になるのです。

当然そういう責任あるポジションは

「幅広い知識を身につけたプロフェッショナル」

であるべきでしょう。

また、介護福祉士の義務規定にも

『資質向上の責務』が規定されています。

【介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に対応するため、介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない】

介護福祉士はこのように

知識の向上をつねに目指す」姿勢が必要なのです。

 

これらのことを受験を終えた後に、僕は気づいたのです。

僕自身は正直な所、

「早く資格を修得して、給与アップさせたい」

その欲望が大きくて、とにかく「試験に受かることが主目的」になっていたのです。

勉強も「試験のための勉強」になってしまっていたのです。

 

そんな自分の反省を踏まえて、

この先これから

『介護福祉士試験に挑戦される方」に向けて

TSUBOが推奨する

「試験学習への向き合い方」

『介護士として成長し続けるための、スキルアップのための学習』

この心がまえを主軸にして、学習に向き合って欲しいのです。

そうすると、

試験に受かるための暗記型のような学習方法ではなく、

「介護士に求められる知識をしっかりと身につけよう」

というスタンスでの学習方法になっていくでしょう。


それでは次に、介護福祉士試験への学習方法として、TSUBOが推奨したい

学習方法をお伝えします。

➊早めに学習をスタートする
次年度一月末の受験に向けて、あせらずじっくりと学習をすすめるために、早めに学習を開始しましょう。
実務者研修を受ける人が多いと思いますが、その場合は3~4月に自宅学習期間があるでしょう。それを終えたら、もう5~6月頃から試験に向けた学習をスタートすることをおすすめします。
僕の場合は、実務者研修完了後に少しのんびりしてから、8月末から学習を開始したのですが、
「もっと早くからスタートして、じっくりと勉強すればよかったなあ」と後悔しましたよ。
早くに開始すれば当初は「30分以上を週二回」だけの学習時間をつくればよいと思います。
これなら何とか時間をつくれると思いますし、あせることなくじっくりと取り組めるかと。
ただし学習範囲が非常に広いため、徐々に勉強ペースを増やしていく必要があります。
9月頃からは「週三回以上」というように学習時間を増やしていきましょう。
このペースで取り組めば、しっかりと復習も繰り返すことができて
「全ての分野を自分のモノにできる」と考えます。
❷『テキスト』『過去問』を活用
僕の場合は最初「過去問題集」のみ購入して勉強を始めましたが、おすすめするのは
『テキスト』+『過去問題集』の活用です。
まず当初は『テキスト』から学習を開始していきましょう
一通り終えてから『過去問』を開始するのが良いでしょう
なお、テキストの発行元は
「中央法規」をおすすめしている人が多いようです。
ちなみに僕は「翔泳社」のテキスト・過去問を使用し、僕の評価は80点あたりといったところでした。
書店で、ご自分が「使いやすいものを選ぶ」ので良いと思います。
➌学習ノートを作る

テキストを見て覚えるだけよりも、

『書いて、まとめる』ことがより効果的だと思います。

ノートにまとめる内容は、後からも自分が復習しやすいように意識して、分かりやすいようにまとめていくことをおすすめします。

さらに、

「次回の学習の開始前に、前回の学習ページを一度見返して復習する」ようにしましょう。

この復習が大切で「記憶がより植えつけられる」と著者は思います。

❹一項目/一回のペースですすめる

一度の勉強は無理せずに、一つの項目だけを集中的に行うことをおすすめします

例えば、

「こころとからだのしくみ」の大項目のうち、

「脳の構造」という小項目だけをその日は勉強するのです。

「一つの項目をじっくりと理解する」

この学習スタンスですすめていくのがおすすめです。

❺理解することを重視する

学習において、すごく重視してもらいたいことです。

「試験合格のために暗記する」意識ではなく、

「自分の知識向上」のためであり

「自分のモノにする」ためにも

『しっかり理解して覚える』ことが大切と、試験を振り返って著者が痛感していることです。

例えば、

★「ノーマライゼーション」の思想はどう生まれて、どう受け継がれていったのか?

★「社会福祉協議会」は、どのような背景から生まれて、どんな役割を果たしているのか?

また「地域包括支援センター」や他組織とはどのような住み分けになっているのか?

★特定疾病の一つの病気は、どのような要因から発生していくのか?どのような症状が現れるのか?どのようなことに留意して介護を行うべきか?

自分の中できちんと整理しながら、あとで「何がどうだったかな?」とか混乱しないように、一つ一つを丁寧に理解していくことが大切です。

著者の経験から、テキストだけの学習では「しっかり頭に入ってこない、理解にいたらない」ことも多いと思います。

その場合は、

「ネットを活用して、より詳しい説明が記述されているものを探す」

「理解できるまで、自分が納得がいくまで、突き詰めること」

を著者はおすすめします。

時間は費やしますが、一つの項目をじっくり学ぶことが、自分のものにすることができる一番の近道だ、と著者は感じております。


僕たちは勉強することから長くはなれてしまっているので、

なかなか「勉強に取り組めない」「頭に入っていかない」ことでしょう。

その対策として著者がおすすめしたいことが、

「じっくり余裕をもった期間」「一つずつ集中的に」

という学習方法なのです。

 

介護福祉士を目指す方に、ご参考にしてもらえたら幸いです。

忙しくてなかなか勉強時間がとれない人も多いでしょう。

早くから学習を開始することで、余裕ある時間が少しもてるはずです。

「頑張ってくださいね。応援してます!」

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