転職探しで活用したいのは、一般的にハローワークでしょう。
「ハローワークを活用する第一の利点」は、
雇用保険の失業等給付を確実に受給できることでしょう。
受給資格を持つ方は、基本的にはハローワークを活用して、定められた受給金を受け取りましょう。
私の場合の実例を公開しますと、
就業促進手当として、
①再就職手当(再就職から約1ヶ月後支給):約63万円
②就業促進定着手当(再就職から約6ヶ月後支給):約27万円
(※状況・条件によって金額は変わりますので、あくまでもご参考までに)
合わせて合計約90万円を受給できて、非常に助かったという経験がございます。
またその他の利点としては、
★介護職員初任者研修を無料で取得できる
未経験者が介護職に転職する際に、あらかじめ介護の知識や技術を勉強し、資格を取得しておきたいという方には、
就職前に介護職員初任者研修を受講し、資格を取得する方法がございます。
「いきなり介護の現場で働くのは不安が大きすぎる」という方には、無職期間中に受講することをおすすめします。
ハローワークの職業訓練を活用すると、無料で初任者研修を取得することが可能です。
また、手当や寄付金が貰えることもあるようです。
初任者研修の受講料の相場は6~10万円ですので、無料はありがたいですね。
研修カリキュラムは130時間。集中して受講すると約1ヶ月で取得できると思います。
ただし無職中であることが条件ですので、研修が完了するまでは就職を延ばす必要があります。
ちなみに私の場合は、就職1年後に市の補助制度で無料受講ができて、週一回ペースの半年間で研修を受講・資格取得しました。
また、ほとんどの介護事業所は研修補助制度が備わっていることが多いので、就職したのちに研修を受けるパターンでも、自己負担額はあまり心配しないでも大丈夫と思われます。
次に、ハローワークの注意点を挙げておきます。
★窓口担当者はアドバイザーではない
ハローワークの窓口担当者は、求人先の情報はほぼゼロの様子でアドバイス等の期待はできません。求人先との連絡を担う役割と、私は感じました。
肝心の職場選びは、自分自身で情報収集し、最終判断するしかないでしょう。
★ハローワークに求人がない介護事業所が多い
ハローワークに求人を出している介護事業所は、著者の居る市では約20%程度だったと、あとで解りました。私の印象では、条件面などの優れた事業所ほど求人は出していないと感じています。
私の考えとしては、ハローワークの求人先のみに固執せずに、自身で調査して候補に挙げた介護事業所をハローワークの窓口担当者に伝えて求人の有無を訊ねてもらう方法などを積極的に行ってみることをおすすめします。
★求人がある事業所が安心できる職場かどうかは不明である
介護事業所には巷で言われるブラック企業も存在しますが、ハローワークに求人を出している先が安心できるかどうかは全く分かりません。
ちなみに私の地元の場合は、比較的安心できる事業所の求人がきていましたよ。
このような点からも、介護事業所の職場探しはハローワークに頼り切らず、自分自身で情報収集することをおすすめします。インターネットの情報、地域の情報集めも自身で積極的に行っていくべきと思います。
ハローワークはあくまでも、手当受給のための必要機関として位置付けておき、就活は自分の力で頑張るしかないでしょう。なかなか苦労しますが、頑張りましょう!
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