介護現場では、
スタッフ間の連携・協力が非常に大切です。
様々な場面で、連携プレーが必要となります。
例えば、
・ある利用者さんを介助中、別の要介助の利用者さんがトイレに行こうとされる場合 ⇒すぐに声を出して、他スタッフの助けを求めます。
・レクリエーションの際に、座席の移動・ゲームの補助など、他スタッフの協力が必要となる。
・「洗濯物を取り込みに行くので、ホールお願いします」、「〇〇さんが不穏気味で玄関から出られる恐れがあるので、お互い気を付けましょう」などのように、声をかけ合って連携を図る。
このようなケースはひんぱんに起こるので、つねにスタッフのチームワークが求められます。
個人プレーや、自分勝手な行動は、許されません。
また、情報の連絡・記録は、介護の仕事では非常に重要となります。
スタッフは交代制で勤務しているため、当日に居ない者にも日々の情報を伝える必要があります。
もしも自分が気に入らないスタッフがいたとして、その者には必要な情報を伝えないとしたら、そのことが要因で、非常に大きな支障・問題が発生してしまう可能性もあるのです。
そんなことはあってはならないのです。
気が合わないスタッフが居たとしても、業務では必ず、お互いを尊重し合って、協力していかねばならないのです。
自己中心的、自己主張が強すぎる、わがまま、思いやりが足りない、
といった人間が存在すると、チームワークにひびが入っていくでしょう。
とくに、自分が経験の浅い新人ならばなおさらのこと、誰よりも謙虚な心構えを忘れずに、上司や、すべての同僚に対して敬意をもって接していくべきです。
そして、職場全体のチームワークをつねに良い状態に保っていくためにも、
日本ラグビー代表で流行語になった
「ワンチーム」「一人がみんなのために」
の精神が、まさに介護士には求められるのです。
「チームみんなのために、一人一人が手を抜かず、責任をもって職務を全うする」
大切なことですので、しっかりと心構えをしておきましょう。
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