(まえがき)
2022年参院選の時に、僕がれいわ新選組に票を入れることを伝え、母にも促してみたところ、
そのとき母が、山本太郎氏について語った内容は、
「山本太郎は、極端なことばっかり言っている。消費税ゼロとか無理にきまっている。
目立とうとしているだけじゃないの。とても政治家として期待できるわけない」
そんなことを言って、まともに取り合ってくれなかった。
太郎さんとれいわに対して、完全にマイナスイメージが植えつけられていたのです。
親子にして、こんなにも受け止め方にズレがあるなんて…
何故か?
答えは分かっております。それは、
『テレビの、徹底した印象操作が要因』
に他なりません。
うちの80代両親のようにインターネットを観ない世代は、情報はテレビと新聞がメインとなります。とくにテレビからの情報にいちばん大きな影響を受けているのです。
僕の場合は、ネットのユーチューブ動画から、山本太郎とれいわ新選組の情報を得ている。
しかし、ネットを観ない高齢者世代は、テレビがほぼ情報源である。
情報源の違いによって、人物への受け止め方もまったく異なってくるのです。
そしてテレビは、自らの意図をうまく視聴者に浸透させようという思惑をもち、
政治面にも深く関わりながら、印象操作を含めた報道を行っている。
この汚れた実態を、もう国民ははっきりと認識していかねばならないのです。
(第三章)
最初に、著者が確信する意見を伝えます。
『テレビ側は完全に、れいわ新選組を敵対視する姿勢であり、
徹底した印象操作を続け、れいわのマイナスイメージを国民に流している』
その事実と、「裏に隠れている権力の構図」について著者なりに伝えていきます。
まずは、過去の具体例を挙げながら説明いたします。
★2023年6月9日 TBSニュース
「入管法改正案の採択の際に、れいわ山本代表が法案採決を阻止しようと数回、委員長に飛びかかろうとした。自民党議2人が打撲などのケガをした模様。与野党は、山本代表に対する懲罰動議を提出するということです」これがニュースの内容。
このニュース、ものすごく片寄った報道でした。
この入管法改正案には「人道上観点から大きな問題がある」と指摘があり、立憲・共産・社民など野党からも「審議が尽くされていない」と採決に大反対があるなかを、委員会は採決を強行。 与党側の数の力による賛成多数で、改正案は可決された。
体を張って採決を止めようとしたのは山本代表一人のみ。立憲などは反対立場を見せながらも、本気で止めようという行動は起こさなかった。
※山本氏の思い「人の命に関わる問題。体を張ってでも止めるつもりだった」
このような経緯があったのです。
この経緯をTBSニュースはほとんど報道せずに、山本代表の暴力的行動があったことのみに焦点をあてたニュースとして報道したのです。
このニュースは完全に、政権側にすり寄ったテレビの意思が働いた報道でした。
そして、
『山本氏のマイナスイメージを国民に植えつけたい』
そんなテレビの印象操作が、明確に浮き彫りになったニュースでした。
きちんとした経緯を知りさえすれば、恐らく大半の国民は
「大きな問題が残る改正案を強硬採決した、与党側を非難する」
はずなのです。
(続いて、民放テレビ選挙特番より)
★2021年10月31日 フジテレビ「Mrサンデー衆院選特番」
番組コメンテーター橋本徹氏が、中継で出演した太郎氏に
「山本さんの詐欺師的な主張に有権者の多くが騙されなくて本当に良かった」といきなり痛烈に非難を浴びせます。二人の話は全く嚙み合わず口論となり、数分間しか出演時間のない山本氏にほとんどまともにしゃべる機会を与えず、時間切れで終了。
一週後のアメバTVの番組で、橋本氏は「立場を冷静に考えたら、あれはちょっとまずかったな」と反省を口にしている。
★2022年7月10日 フジテレビ「Mrサンデー参院選特番」
またしても番組コメンテーター橋本徹氏が、積極財政を訴える山本氏に対して、
「国債発行に上限はあるのか?」と問いただし、それに山本氏が答えているのを遮るようにして、
「僕が大阪市長の時に、東日本大震災のがれき処理を引き受けようとした際、あなたは大阪に運べば子供たちが大変なことになると大騒ぎで反対した。あれから10年経って、その後調べましたか?」「医師会からは何もないと言っている。10年後のことを読めない山本さんに日本の10年後を託すことはできないですね」と一方的な非難を浴びせた。
山本氏ががれき処理の件について反論しようとするが、やはりまともに聞こうとせず、
「国債発行が大丈夫と言ってることもあてになりませんよね」とたたみかけます。
そして、すかさずもう一人のコメンテーター古市憲寿氏が割って入り、
「山本さん、今現在の福島とかの食材に関してはどう考えていらっしゃるのですか?」
と別の質問を投げかけ、それに山本氏が答えている途中なのに、古市氏は
「山本さんは、東北の野菜は食べないんですね」と、さらに脈絡がない意見を浴びせる。
それに山本氏は
「ちょっと待って下さい。言論のやりとりが無茶苦茶になっていますよ。どの話から答えればよいですか?」と言い、その後、少しやりとりがあって数秒後、進行役より
「山本さん、もうお時間です。申し訳ありません」と中継が終了。
またしても、山本氏をあおることに番組は集中し、
山本氏がまともに政策を話す時間を与えてくれませんでした。
直後に、れいわが撮っていた動画での山本氏の言葉。
「おかしい。ちょっとやり方が偏り過ぎている」「汚い手を使うね」
「またしてもフジテレビの通り魔・当たり屋にやられてしまいました。テレビ側は、よっぽど消費税のことなどを色々言われるのが嫌なんでしょうね」
こんなにも人を馬鹿にしたようなインタビューが、許されるのでしょうか?
僕はとても許せません。
橋下徹氏ですが、おそらくテレビ側の思惑を事前に受けており、意図的に山本氏に対して無茶な攻撃をしかけた。僕はそう考えています。
★2022年7月10日 テレビ東京「衆院選特番」
キャスター池上彰氏が、山本氏に対して、
「山本さんは昨年10月衆議院議員に当選したが半年後に議員辞職し、今回の参院選に鞍替え立候補した。去年の選挙で投票した方々への裏切りになるのではないですか?」
この点のみに終始したやりとりになり、山本氏は、
「鞍替えについて説明というものが十分にみなさんに伝わっていないと思いました。そこに関しましては、マスコミのみなさんにもご協力頂きたいと思います」
と伝えたのみで、結局、れいわの政策に触れられることはなく、短い中継は終了した。
3つの選挙特番での事実をあげてみましたが、どう感じられるでしょうか?
明らかに番組サイドが意図的に、コメンテーターに指示を出し、山本氏をあおることのみに終始させていると思いませんか。
どの番組でも、政策についてはほとんど語らせない展開となっているのです。
このような事実を見ていくと、テレビ側が山本氏及びれいわ新選組を、かなり敵対視していることが分かってくると思います。
そして、
そこには視聴者には分からない、秘められた裏の事情があるのです。
民放テレビ局は、広告収入でメインの利益を出しています。
CM枠をスポンサー企業に買ってもらっています。
広告収入によって動く金額は、かなり大規模なものになるそうです。
そして、テレビを支えるスポンサーの影響力はとても大きいようです。
「スポンサーありき」で考えるテレビにとって、
『スポンサーの機嫌を損ねることは、絶対にやりたくない』
のです。
【テレビが印象操作までして、山本氏を敵対視している理由】
それは、「スポンサー企業」のため に尽きます。
一応推測ですが、そのスポンサーとは、
『経団連』勢力でしょう
あらゆる経済界の、名だたる大手企業の連合会です。
民放テレビにとっては、それらの大手企業スポンサー様は
『大切な大切なお客様』なのです。
そして、それらの経団連=大企業は、
れいわが主張している
『消費税廃止』『原発廃止』
に、真っ向から反対する立場にいる勢力なのです。
消費税の導入は、経団連の意向に従った政権与党が、すすめてきたのが真実です。
どういうことか。 それは、
大企業が、自分たちに税優遇してもらう穴埋めのために、
国民から税を徴収する消費税を、政府に導入させた経緯があるのです。
消費税が3%、5%、8%、10%と増税されるごとに、
実はそれに合わせて、法人税率がどんどんと下げられてきたのです。
1989年に消費税が始まり35年の間に、法人税収は累計200兆円以上も減っているのです。
自民党にとっても、経団連という巨大な勢力は、
「選挙の大票田」「企業献金をくれる」「天下り先」そんな大切なお客様であるため、
彼らの意向に応えながら、政治をすすめてきているのです。
さらに、原発も同様。
経団連を代表する大企業団が、その莫大な権益を守り続けるために、ずっ~と政府を手なずけて推進させているのです。
この「消費税」や「原発」について
経団連にとっては、とにかく触れられたくない代物なのです。
本来それらは、国民からしたら突っ込みどころが満載なものなのですから。
そこに国民の目を向けさせないために、
『経団連は、政府およびテレビに、とことん協力をさせてきている」
だから民放テレビも、スポンサー様を守るために
そこには『絶対に触れない』のです。
そんな大きな組織同士が結びつき合って、守り続けられてきた状態を
脅かす危険な存在が出てきた…
まさしくそれが『山本太郎』なのです!
テレビを利用して、国民に知られないよう隠し続けてきた代物を
国民に暴き、『失くすように訴える』人間。
山本氏は、「スポンサー経団連+自民党」にとって『排除したい敵』なのです。
そのスポンサー経団連と、自民政権を守るために、
テレビは必死で、山本氏をおとしめるよう、印象操作をしていかねばならないのです。
真実をゆがめて、偏向報道をしてでも…
これが、テレビの裏側に隠された真実なのです。
このようなテレビの裏事情を知れば、れいわのイメージダウンに終始する報道が、続けられてきた理由が分かってきます。
しかしです。
インターネットがどんどん普及してきた今、とくに新世代はテレビ離れの世代に変化しています。
テレビ、自民党、経団連、さらに宗教団体、
それらの組織ぐるみの癒着に、少しづつ国民は気づいてきています。
もう、テレビ側にとっても大きな危機の局面になっているのです。
非常に苦しい局面のはずです。
そして、こんな巨大勢力に警戒・敵視されている「れいわ新選組」ですが、
そんな「れいわ新選組」こそが、
『僕たち介護従事者にとっての心強い味方である』
そのことに気づいてもらえたら、著者は非常に嬉しいです。
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